セイエイシャルムの復活を待つ
竹之内ぽよ(以下ぽ)「2020年、明けましておめでとうございます」
竹之内シェナ(以下シ)「おめでとうございます」
ぽ「あっという間に年明けちゃったって感じだなぁ、年々正月って感じじゃなくなってきてる気がするよ」
シ「昨年は競馬Vとして皆さんの企画に参加したり、Twitter上で浦和競馬場の紹介をしてましたね」
ぽ「逆に言えばそれしかできてなかったな。動画も自己紹介以降出せてないし…今年は自分のコンテンツを増やしていきたいな、大変ではあるけども」
シ「このブログもその一環…ということでしょうか」
ぽ「ハイパーエンジェルを紹介するためだけに作ったブログだけど、せっかくだから活用したいよね。今回は岡田厩舎所属のセイエイシャルムを紹介していくぞ」
↑ここ見ながら読むとわかりやすいかも…
デビューから3歳まで
ぽ「セイエイシャルムは8歳の牝馬、2020年1月13日現在、通算成績は(4.5.3.100)の112戦だな」
シ「けっこうなベテランですね」
ぽ「この馬のデビューは2014年5月30日浦和1R、これがシーズン最初の新馬戦。森泰斗騎手を乗せて2番人気3着と上々のデビューだ」
シ「シーズン最初…既視感ありますね…」
ぽ「この時の1着馬が、後に東京ダービーを制することになるラッキープリンス。さすがに力の差を見せつけられた格好だね」
シ「ダービー馬なら仕方ないです。2着馬とは差ないですし、次あたりで勝てるんじゃないですか?」
ぽ「ところがどっこい、その後出走の」
ぽ「大井2歳」
ぽ「浦和2歳選抜馬ア」
ぽ「新生特別2歳」
ぽ「ことごとくラッキープリンスに掻っ攫われてる」
シ「完全に被害者だ…」
ぽ「この時期の2歳戦だし多少は仕方ないんじゃけどね。3戦目の浦和2歳選抜なんて凄いぜ、1頭取り消しで4頭立て、さらに1頭競争中止。3頭しかゴールしてない。これで1着賞金150万なんだから相当お得だわな」
シ「小久保厩舎って賞金の稼ぎ方も上手いですよね」
ぽ「新生特別から連闘で臨んだフレッシュスター特別、やっとラッキープリンスから解き放たれたセイエイシャルムは見事初勝利を挙げた。これが当時管理していた長谷川忍調教師の管理馬初勝利にもなった」
ぽ「強い馬の被害に遭ってたとはいえシッカリ着賞金は積んでたからねぇ。桜花賞はフルゲート11頭しかない、出るだけでも大したものだよ」
スタートがうまい
ぽ「3歳シーズン途中からB3に格付けされて以降はいろんな距離を使いつつ古馬としのぎを削っていく」
シ「ざっと戦績とコーナー通過順見ると逃げられれば残れるという感じでしょうか?2015年、16年、17年と10番人気で逃げて連対してますね」
ぽ「前科三犯だな」
シ「やめてください!人聞きの悪い…」
ぽ「冗談はさておき、18年19年は掲示板すら一度もない。たまに逃げられても早々に捕まるという不甲斐ない結果に終わっている。これだけみるともう復活は厳しいかなぁとなるんだけど…」
シ「だけど?」
ぽ「この馬スタートはいいのよ」
シ「スタートですか」
ぽ「昔のレース見てもスタート良いんだけど、なんか年々うまくなってるような…」
シ「スタート良いんならもうちょっと逃げられてもよくないですか?コーナー通過順からはそんな感じは受けませんが…」
ぽ「本当にスタート『は』いいんだよ、正確に言えばスタート一歩目が速い。戦績から任意のレース選んで見てみ?スタートはよく出てるんだよ、川崎900や船橋の1000、1200に出走するスペシャリスト達とも遜色ない、場合によっちゃその中でも最高のスタートをしてたりする。ただ、そこからハナを取りきる二の足がないんだよな」
シ「致命的じゃないですか…」
ぽ「だから去年逃げることができた『ありがとう平成特別』も『カイジ大好きYouTuber杯』も『主張してまで逃げたい馬がいない』+『1~2枠』という好条件が揃った時だ。多分内田利雄騎手も分かってるんだろうな、いつもは早々に引き下がるのに、この時は出ムチ入れまくって絶対逃げるマンと化した」
シ「川崎船橋の短距離ちょくちょく使ってるのもスタート力を生かすためでしょうか」
ぽ「もしかしたらそうかもしれないね。安定したスタート力、スタート難のアギトに譲ってほしいくらいだよ」
復活するための条件とは
ぽ「このスタート力は惜しい、ということでセイエイシャルムが復活するためにはどうしたらいいのか考えたい」
シ「うーん、ちょっと八方塞がり感もありますけど…」
1~2枠
ぽ「これよりも外になると逃げるには内に切れ込んでいかなきゃいけない。今のセイエイシャルムにそれを望むのは酷だ」
シ「やっぱりチャンスあるとしたら逃げですもんね…」
ぽ「一応最近の中ではイン3とれた時のがマシな成績ではあるけどね。なにせ逃げ以外で最後に馬券なったの6年前だからなぁ」
絶対に譲らない意志
ぽ「↑みたいに内に入っても逃げたい人気馬いるとあんまり争わないね。ここはなにがなんでも逃げるという気持ちが必要だ」
シ「本当なら楽に逃げたいところですけど」
ぽ「現実的に難しいからな。逃げるには強い意志が必要になってくる」
浦和競馬場
ぽ「逃げられたとして残り目が大きいのが浦和。馬場も逃げ有利の時がいいな」
シ「地元ならまだ何とかなりそうです」
距離
シ「条件揃って逃げられたとして、去年は全然残せてないですよね」
ぽ「直線で差されたんならまだ残り目あるけど、3コーナーで捕まってるんじゃあなぁ」
シ「試してない距離使うのはどうでしょう」
ぽ「新味を求めてか…」
まとめ
ぽ「これらの条件を総合すると」
ぽ「浦和800で1~2枠に入って絶対に譲らない意志でハナを取りきることが必要になる」
シ「浦和800ですか…今まで使ってなかったんですね」
ぽ「浦和800はC1までしか組まれてないからな、セイエイシャルムは去年までB3だった」
シ「去年まで?ということは今C1ですか」
ぽ「降級で今年からC1になった。スタートミスったら終了の浦和800では発馬のよさは強みだよ、川崎900、船橋1000で勝負できなかったけど浦和ならあるいは…そう一縷の望みを持ってしまうんだよな」
ぽ「もしかしたら陣営もそんなことを考えていたのかもしれない。1月の浦和開催からさっそくC1浦和800に出走してきた。実に新馬以来6年ぶりの浦和800だ」
シ「1枠1番じゃないですか!」
ぽ「ちょっと期待してみたくなる反面怖さもあるよな。ここで全く勝負にならなかったらもう期待できる条件が見当たらない、残りの馬生をスタートダッシュ芸人として過ごすことになってしまう」
シ「なんとかメドをつけてほしいところですね」
ぽ「正直相手も楽ではない。最近調子上向きのジェームス、ここを狙ってきた感のあるカゼノウタ、この舞台のスペシャリストで吉原騎手を配してきたシュダイカあたりが強敵だ。枠の利をどこまで生かせるか注目したい」
シ「馬券は買うんですか?」
ぽ「………」
ぽ「応援の複勝200えんだけ…」
シ「散々喋ってきたわりに弱気すぎません!?」
※セイエイシャルム、6年ぶりの浦和800は本日7R、13:25発走です。