テレ玉杯(JRA)を語る2020
竹之内ぽよ(以下ぽ)「テレ玉杯、はっじまるよ~~~~~~~」
竹之内シェナ(以下シ)「なんですか、これ」
ぽ「知らんの?テレ玉くんのうただよ。テレ玉みてると不意にフル尺で流れ出すことでおなじみの」
シ「そういえば聞いたことはあるような…」
ぽ「埼玉のVなんだから『テレ玉くんのうた』くらいは歌えないと。ほら、今日は」
ぽ「9:25~」
ぽ「16:55~」
ぽ「20:55~」
ぽ「の三回放送!好きな時間の『テレ玉くんのうた』をチェックしよう」
シ「さすがに流れすぎでは…?」
テレ玉杯(JRA)って?
シ「テレ玉杯といえば9月に開催されるオーバルスプリントですけど、中央競馬にもテレ玉杯があったんですね」
ぽ「netkeibaで検索すると2011年から中央競馬でテレ玉杯が行われるようになったみたい。何度か条件の変更が行われつつ、近年はヴィクトリアマイルデーに『4歳上1000万・牝限・定量』の条件で開催されている」
ぽ「今年はコロナで無観客になっちゃったけど、いつもならテレ玉くんも遊びにくるんだぞ!!」
シ「さすが冠競走…今年は見られないのが残念ですね」
ぽ「現地に行けない分、こうして記事の一本でも書いて盛り上げようって趣旨なのよ。あまり埼玉埼玉してるレース中央にないしね」
シ「パッと思いつくのだと秩父特別くらいですかね…」
ぽ「なにか埼玉っぽいレースがもしあったら教えてほしいなぁ」
テレ玉杯過去傾向
少頭数&先行馬のペース?
ぽ「テレ玉杯が今の形式になってから4年、貧弱なサンプル数だけどなにか参考になるものを見出したい」
シ「今年は8頭ですが、過去4年だと14、7、11、10と比較的少頭数のレースみたいですね」
ぽ「牝馬限定の2勝クラスだし構造的に集まりにくいんだろうな」
シ「少頭数レースはスローというイメージですが…」
前半5Fタイム
16年61.7
17年61.9
18年62.9
19年58.3
シ「…と思ったらやたら速いのがいますけど」
ぽ「去年はタガノアスワドの大逃げがあった。2番手は1.3秒くらい後に通過した(目算)から59.5~7くらいが実際のペースだったと思う」
ぽ「この日はヴィクトリアマイルで1.30.5の大レコードが出たようにめちゃくちゃ時計がでる馬場だった。これを加味すれば決して早いペースだったというわけではないんじゃないかな」
シ「だいたい61秒後半くらいで回ってくると思えばいいんですかね…2000の前半通過62秒近いと『遅いなぁ』という印象ですが」
ぽ「東京2000は全体として前半緩くなりやすいコースらしいんだけど、その傾向と少頭数気味なのが合わさってそのくらいのペースで推移してるんじゃないかな」
番手の馬が良さそう?
シ「そうなってくるとやっぱり上がり勝負のキレのある馬を狙いましょうか」
ぽ「いや、テレ玉杯に限っては2-3番手につける先行馬を狙ってみたいと思う」
シ「(4年しかないですけど)その傾向がある、ということでしょうか」
ぽ「うん、過去4年のテレ玉杯は2-3番手ポジションで進めた先行馬が連対している」
該当する馬 コーナー通過順
16年1着ゴールドテーラー 3-3-3
17年1着ベアインマインド 2-2-2
18年2着スマートルビー 4-3-4(イン3)
19年2着リンディ―ホップ 2-2-2
ぽ「思うに、前半61秒後半くらいなら前の負荷が軽く、先行馬であってもある程度の上がりが使えるため、最終的にポジションの利で差し馬を上回れるのではないかな」
シ「逃げ馬はどうでしょうか」
ぽ「逃げ馬が馬券になったのは18年のフロムマイハート(3着)のみ。前半が63秒近くなるとさすがに残ってはいるけど、基本的に差し勢に2席あるレースなんだよね。直線勝負に懸けたけど消化不良でみんな撃沈…ってことはなくて、差し勢が普通に力を発揮できるから、相対的に逃げの活躍が目立たないんだと思う」
内枠有利?
シ「一般論としては、スタートからコーナーが近い東京2000は内枠が有利という話はありますが…」
馬番 1着,2着,3着
16年 10,9,8
17年 3,6,5
18年 1,2,3
19年 9,5,7
ぽ「18年は123で決まる競艇決着になってるけど、そんなに内枠絶対有利!みたいな感じでもなさそうなんだよね」
シ「なにか理屈つけられますか?」
ぽ「外枠が悪いっていうのは他の馬が邪魔でポジションを悪くしやすいというのが原因として考えられる。しかし10頭前後と比較的頭数が少ないテレ玉杯では外枠でも捌いてポジションとりやすいことがあるんじゃないかな」
シ「昨年はピンク帽が勝ってますけど9番はフルゲートなら中枠ですもんね…」
総合すると
シ「『番手先行馬が連対、外2席は差し勢、ある程度上がりが使えた方が良い』って感じですか…」
ぽ「普通に人気で決まりがちのレースでもある、馬の能力との比較も大事だな」
注目馬⑧コンダクトレス
ぽ「8頭ながらサンデー、サンデー、社台、キャロットとクラブ馬がそろった。難しい所だけど⑧コンダクトレスに注目したい」
ぽ「③ランペトゥーザを蹴って江田照騎手が選んだ⑥ハナザカリが逃げ、恐らくこれを追う形で先行しそうなのが②ダノンポピー、⑦シングフォーユー、⑧コンダクトレスの三頭。②ダノンポピーは前走追い込みがハマったけど今回どうするんだろうな。先行してた横山騎手替わりではあるけど直線長い東京コースだし控えてきそうな感もある。」
シ「とすると、↑で注目してた2-3番手につくのは⑦-⑧になると」
ぽ「そうなるんじゃないかなぁ。⑧コンダクトレスは本当なら逃げたいところだけど、外になっちゃったし内の⑥ハナザカリは発馬良いしテン速い。この馬に江田照騎手が乗って逃げたときは若干離して逃げる形をとってるから、その後ろないし外2に⑧が入りそうだ」
ぽ「イメージとしては17年テレ玉杯のベアインマインド。あんな感じで粘りこみを図れないかな」
シ「もう一頭の先行勢、⑦シングフォーユーも人気ですし有力ですよね」
ぽ「⑦シングフォーユーの前走は早仕掛けになってしまったけど能力の高さを見せた。左回り(1.2.0.1)だし無理せず⑧コンダクトレスの一列後ろにつけられそうなのもポイント。⑧コンダクトレスは上がりが出せないけどこの馬なら上がりも出せる。正直な所テレ玉杯的にも馬的にも条件揃ってると思う」
シ「じゃあ素直に⑦シングフォーユー注目でいいんじゃないですか?人気ですけどさっきアナタ『普通に人気で決まりがちなレース』って言ってたじゃないですか」
ぽ「でも、ここまで書いて1人気濃厚の⑦シングフォーユーですっていうのもなんか違うじゃん…」
ぽ「……………」
ぽ「…………」
やっぱり注目馬⑦シングフォーユー
ぽ「5走前の新潟での500万勝ちのパフォーマンスが良かったな。その時の騎乗がデムーロ騎手、上がりタイムこそメンバー中4位なものの道中の位置取りの差で押し切った。今回も同じイメージで、道中3番手くらいで進められれば位置取りの差で押し切れるハズ。稍重なのが心配だけど、昨日とは打って変わっての陽気で暑い。東京ならすぐ乾いてテレ玉杯のころには良になってるだろう」
シ「さっきまで注目馬⑧コンダクトレスだったのにやけに饒舌になりますね…」
ぽ「人気馬は推されるだけの材料があるからね、仕方ないね」
買い目
シ「テレ玉杯の何がアナタを潔くさせるんですかね…」
単⑦シングフォーユー
シ「これで⑧コンダクトレスが勝ったら憤死しません…?」
ぽ「考えても仕方ない。現時点の私の答え⑦シングフォーユーを信じるしかないよ」
※テレ玉杯は本日東京9R、14:25発走です